外貨mmfを楽しむ

債券市場のもう1つの特徴は、株式が取引所集中の原則のもと、すべての売買は証券取引所を通すのに対し、一部取引所での取弓|もあるが、取引所を通さない相対の取引が主流だという点である。 したがって、売り手と買い手の状況によって価格が変化するという特徴がある。
債券は相対の取引ができ、価格も売り手と買い手によって決まる。 となると、売り手、買い手の情報をふんだんに持っていれば、投資銀行は売り注文が出た時に形式上は自らが買い取り、即座に買い手につなぎ、売買価格の設定によっては何のリスクもとらずに大きな利ざやを得ることができる。
そのため、債券の売買の情報をセールスの担当者やトレーダーがどの程度把握しているかによって、ディールの成否、価格設定の妙が決まってくる。 株式の売買にはない債券ならではの醍醐味といえる。
また、セールスの担当者もトレーダーからまめに情報を仕入れることで、「この債券はだんだん閉まって(品薄になって)いるから買いませんか」など、顧客との駆け引きができる。 債券の、相対取引できるという性格によるものだ。
債券が数学的法則性をもつプロダクトであることから、顧客企業の債券担当のファンドマネジャーは株式担当に比べ、圧倒的に理系の人材が多い。 そこで、ファンドマネジャーに対応する債券のセールスも、理系、あるいは理系的素養のある人材が多い。

債券のセールスの評価は、トランザクションの量、すなわちいくらの金が動いたか、で決まってくる。 トランザクションを決めるのが顧客企業の売買に関するニーズ、情報の収集能力であり、また、顧客とのやりとり、駆け引きの能力となる。
債券のトレーダーは、マクロな経済の動き、為替の動き、政治家の発言などを総合的に判断し金利の動きを読む能力が求められる。 株式のトレーダーが世の中の断片の現象からストーリーを組み立て、次に起こる動きを考える洞察力が求められるのに対し、より数学的にシミュレートし科学的にシナリオをつくる能力が求められる。
特に国債はトレーダーの能力が試される商品だ。 マクロな動きから金利を読み、国債が次にどのような価格になるのかを自ら判断して、ポジションをとることが求められる。
株式に比べて圧倒的に手薄なのが債券のリサーチ部門だ。 これまでも債券に関するリサーチの重要性は唱えられていたものの、債券のリサーチ部門をIンベストメントバンクが持つようになってからまだ日は浅い。

外貨mmfの一環として捉えましょう。低コストで実施できる外貨mmfです。